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2001年度
2001/08/30
興産大橋を架設した大型サルベージ船、当社岸壁に20年ぶりに入港

長さ107m、幅49m、クレーンのブーム高120mの巨大サルベージ船が当社宇部機械製作所の岸壁に入港、重さ1400〜2000tのケーソン8函を吊上げ、進水するために大活躍しました。宇部港に現れるなり我々の度肝を抜いた本船は、深田サルベージ建設(株)が所有する吊上げ能力最大3600tの日本で2番目に大きなサルベージ船で、名前を「武蔵」といいます。当社岸壁には、宇部興産大橋の架設工事を行った1982年以来の入港となりました。ケーソンの吊進水・浮曳航作業は、7月11日から25日の15日間で無事完了しました。

興産大橋を架設した大型サルベージ船、
当社岸壁に20年ぶりに入港1


「武蔵」が吊上げ、進水したケーソンは、高さ約8〜13mx幅約11〜15mx長さ29〜43mの立方体の構造物で、薄板鋼材による骨組み(鋼殻)と鉄筋コンクリート(外周)を一体化した複合構造でハイブリッドケーソンと呼んでいます。在来のケーソンは鉄筋コンクリート構造のため幅が広く壁なども厚いので重量が重く、きっ水も深くなるという欠点があります。ハイブリッドケーソンの大きな特徴は、軽量なので在来ケーソンと同重量であれば約2倍の長さのケーソンが製作出来、経済的であること。又、きっ水も浅いので据付現場周辺の水深による制約をあまりうけないなどがあります。

このすぐれものは在来ケーソンに比べ壁厚が薄く、鋼殻をコンクリートの型枠に利用するため鋼殻の製作精度が重要視され、薄板鋼材の溶接技術や質の高い品質管理が必要なデリケートな構造物ともいえます。

ケーソンは東見初港湾の沖に並べられ防波堤として築造されるもので、「宇部港廃棄物埋立護岸築造工事」の一環で山口県から日本鋼管(株)と当社のジョイントベンチャーが製作・東見初港湾までの運搬を請け負い、2000年9月から2001年6月に亘り当社宇部機械製作所にて製作されました。2000t近くも重量のある巨大構造物ですが、浮かせて曳航できるように中空構造になっており、据付場所に到着後、上部より海水・砂を内部に満たして沈めて据え付けられました。

興産大橋を架設した大型サルベージ船、
当社岸壁に20年ぶりに入港2


日本鋼管(株)と当社のJVの請負範囲は無事完了しましたが、本工事では来年度以降もケーソンの製作・据付工事及び宇部港東見初港湾の一部約79万m2の埋立工事が行われる予定です。

最後にケーソンの吊進水・浮曳航作業にご協力いただきました船舶代理店及び関係各位の皆様に厚く御礼申し上げます。

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