化学機器技術センター　オープン
～実験機をお客様に開放、地球環境問題にも貢献～

2022年11月28日、当社宇部本社に「化学機器技術センター」を開設いたしました。当該センター内には当社の独自機能を備える蒸発器と重合器の実験機ユニットを常設しており、お客様の新製品開発や既存製品・プロセスの改良に広くご活用していただけます。

蒸発器は化学品や食品の製造工程での濃縮や分離、重合器はプラスチックの製造に必要とされることが多くあります。お客様が新しい用途でのご使用を検討される場合には、実験により当社の機器で製造可能であることをご確認頂くとともに、最適な運転条件の探索とスケールアップデータを採取し、ご満足いただける機器をご提案いたします。

当社の化学機器事業は2020年に株式会社日立プラントメカニクスから承継したチタンやジルコニウムを用いた特殊材圧力容器、撹拌機付リアクター、遠心薄膜蒸発器、高粘度用重合器を強みとして、多種多様な機器の設計・製作およびアフターサービスを行っています。

本センターの開設により、長年培ってきた蒸発と重合の技術を新たな市場へ投入していく土台が整いました。地球環境問題に端を発したカーボンニュートラル対応など、当社はお客様の求める価値を追求し続けることで、来るべき社会の実現に貢献していきたいと考えております。

※化学機器技術センターで開放している機器は、こちらからご覧いただけます。