大型電動射出成形機「2000emⅢ」を販売開始

ニュースリリース

UBEグループにおける機械事業の中核会社・UBEマシナリー株式会社(社長:宮内浩典。以下「UBEマシナリー」)は、カーボンニュートラルに貢献する業界トップクラスの省エネ性能と、省スペース・低床化を実現した射出成形機emⅢ(イーエムスリー)シリーズに、型締力2,000トンサイズの大型機を開発し、販売開始しました。


emⅢシリーズは型締構造が2プラテン式の電動射出成形機で、2020年1月の販売開始以来、国内外のお客様からご好評をいただいております。これまでの型締力1,050トン、1,300トン、1,600トンに加えて、さらに大型の2,000トンへラインナップを拡充しました。emⅢシリーズの優れた特長により、自動車、二輪、家電、産業資材、住宅設備など、幅広い業種のお客様の生産活動により一層貢献してまいります。

 

emⅢシリーズ(1050、1300、1600、2,000トン)の特長

1. カーボンニュートラルに貢献する省エネ性能の実現と水溶性塗料採用による環境負荷低減

消費電力や機械質量を従来の電動成形機より当社比20%以上低減。作動油量やグリス消費量も減り、ランニングコストの低減、輸送・設置におけるCO2削減にも配慮しています。また、VOC排出削減可能な環境に優しい水溶性塗料を採用しました。

2. 業界最速のドライサイクル

ドライサイクルを従来の電動成形機より当社比30%短縮し、業界最速を実現しました。ハイサイクル成形により生産性向上に貢献します。

3. コンパクトな機長

省スペース性が特長の2プラテン機において、emⅡからさらにマシン全長を短縮。業界最小クラスで設置スペースの確保がしやすく、工場内のレイアウトがより検討しやすくなります。

4. アクセスしやすい低床設計

マシンの高さを下げ、従来は必要だった作業床を不要にしました。操作盤、型盤内へ簡単にアクセスでき、作業性・メンテナンス性がアップしました。

5. IoT対応のMAC-IX制御装置

MAC-IX制御装置を標準搭載し、独立2画面の抜群の操作性、カード・セキュリティ機能を向上。IoTソリューションの工場監視、稼働実績、アラーム履歴、品質管理、品質分析に対応します(オプション)。

なお、当該emⅢシリーズの実機(1,050トン)を2023年11月28日から幕張メッセで開催される「IPF JAPAN 2023」で展示する予定です。

1300emⅢ
※写真は1300emⅢ
 
■UBEマシナリーの概要
名称   : UBEマシナリー株式会社
所在地  : 山口県宇部市大字小串字沖ノ山1980番地
代表   : 代表取締役社長:宮内 浩典
事業内容 : ダイカストマシン、押出プレス、射出成形機、窯業機、化学機器、
破砕機、粉砕機、運搬機、除塵装置、橋梁、水門、鋼構造物、
その他産業用機械の製造・販売・サービスおよびメンテナンス
資本金  : 6,700百万円
創業   : 1914年1月
設立   : 1999年9月
出資比率 : UBE(株) 100%
従業員数 : 1,200人(2023年11月1日現在)

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お問い合わせ

UBEマシナリー株式会社
管理本部 総務部 総務グループ
TEL:(0836)22-6465 

射出成形事業本部 射出成形機営業部
TEL:(03)5419-6212