第58回（2023年度）ベッケン炉技術研究発表会において発表を行いました

11月21日(火)、ベッケン炉技術研究会が山口県山口市にて開催されました。

ベッケン炉（正式名称：宇部ベッケンバッハ式竪型焼成炉）は、石灰石を焼成し、高純度の生石灰を製造する優れた石灰焼成炉です。当社は1965年に1号機を納入以降、これまで45基をお客様のもとへ納入しており、最近は廃熱回収用のレキュペレータと呼ばれる熱交換器をはじめとするメンテナンス部品を中心に各社様からご注文をいただいています。

本会は、ベッケン炉を保有する国内の石灰製造会社様に加え、煉瓦メーカー、商社および当社を含めた13社、総勢67名が参加し、各社が検討、実践したベッケン炉の有効な改善報告などの発表を行いました。

当社は、本会を焼成炉以外にも、ベルトコンベヤ・破砕機・粉砕機といった石灰製造プラントに関連する産機製品をPRする場と捉えて発表を行っており、今年はこれまで多くの実績を有する石灰石粉砕用のＵＢＥ竪型ミルの最新技術について発表いたしました。最新のＵＢＥ竪型ミルは改善・改良を重ね、高品質な超微粉末品も高効率にて製造できる設備となっています。超微粉末品の製造では振動が発生しやすく、運転が不安定になりがちですが、それを解消する当社の振動抑制技術については、多くのご質問やご相談があり、ユーザー様と貴重な意見交換をさせていただくとともに、本業界においても、ＵＢＥ竪型ミルへの関心が非常に高いことを実感しました。

当社は今後とも、ユーザー様のお悩みやご要望をお伺いしながら、生産性向上や省エネルギーに貢献してまいる所存です。

以 上