当社草創期に関する初の学術論文が発表

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鹿児島大学の三浦壮准教授(山口県宇部市出身)がこのほど、「産炭地の産業機械工業:宇部鉄工所の経営を事例として」と題した論文を執筆され、同大学のリポジトリ(経済学論集第103号)で公開されました。宇部鉄工所は当社の前身で、当社に関する学術論文が執筆されたのは初めてです。


三浦准教授は、産炭地の企業が石炭産業からの転換期に、どう変化・発展したか研究されています。55ページに及ぶ論文では、当社創業の1914年から、太平洋戦争の開始年で宇部興産(現UBE株式会社)設立前年の1941年までを対象期間とし、宇部鉄工所が成長を遂げた様子を、専門の経済学の観点から分析しました。「産炭地には、鉱山用の機械工業が必ず営まれ、共通の特徴を持っていました。三池や筑豊などと宇部が違うのは、セメント用をきっかけとして、微粉炭燃焼装置などの機械製品を生み出し、化学や電力などの産業にも販路を広げて、功を奏した点です」とお話しされています。

三浦准教授の論文はこちらからご覧ください。

論文表紙(鹿児島大学経済学論集第103号)
論文表紙(鹿児島大学経済学論集第103号)

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