橋梁設計1996年入社
Interview_bridgedsgn1_1996
First of all
大学3回生の冬、下宿先で阪神淡路大震災に被災し、生き延びた命をなんとか役立てたいと発起し4回生で耐震工学の研究室に入った。その後は縁があって、橋梁をはじめとする大型構造物を手掛ける当社に入社した。現在は橋梁設計でグループリーダーを務め、設計の統括者かつ事業全体での品質や採算についても責任を持つ立場。冒頭のモットーは、将来の具体的な目標が見つからなかったという高校時代に観た映画のタイトルから。この映画で「今この瞬間を生きることの大切さ」に感銘を受け、足元のできることにベストを尽くす。
※担当業務は取材当時のものです。
今を生きる「やりがい」
哲学と呼べるものではありませんが、物事を客観的かつ論理的に評価することを常に意識しています。設計計算では当たり前のことかもしれませんが、工事の完成までには様々な部署が関わる多くの業務があり、設計は全体プロセスの進捗を管理、評価する立場にもあるので、どのような業務やシチュエーションであっても、主観や過去の経験に囚われて安易に判断しないよう注意しています。
どの橋梁工事も完成を迎えるときには毎回達成感を味わっています。当社は主に上部工(橋桁)を製作・架設しますが、橋をつくるには必ず下部工があってその基礎には土工があります。当社だけではない、いろんな人や会社の仕事があって初めて完成するものなので感慨深いです。
この会社全体を俯瞰すると、製品では成形機と産業機械そして橋梁があり、業態としては製造とサービスに加え建設業もある会社です。ものづくりで世の中に貢献する様々なチャンネルがある会社なので、チャンスの数も多いと捉えて失敗を恐れずどんどんチャレンジしてほしいですね。
これからを生きる「夢」
まさに今の目標は橋梁事業の復活です。人員減や新設市場の縮小、受注の苦戦などの理由により、現在の事業環境は非常に厳しいという認識でいます。付加価値の高い民需案件やその他鋼構造物に全力で取り組みながら、復活に向け力を蓄えているところです。ただこの事業には、私の設計グループを筆頭に製造、検査、塗装、輸送など、各工程を担う関係者に20~30 代の若手が多くいます。若いなりの失敗もありますが、若さを逆手にとって従来の考えにとらわれない新しい発想や熱いエネルギーを推進力として、事業の継続と発展に臨むといったやりがいがあります。
これは長い目で見た「夢」ですが、価格が高くてもデザイン性に優れた橋、そして人が振り返るような橋が認められる世の中にするために貢献したいです。今、日本で造られる橋のほとんどは桁形式で、アーチや吊系の橋は長大橋しかありません。普段目にする橋がもっとオシャレだったら、そこに住む人はその橋そしてその街を好きになって、今よりも幸せになれると思います。
みんなと生きる
「コミュニケーション」
若手社員に対しては、口頭でのコミュニケーションの重要性を繰り返し伝えています。私のグループには特に若手が多く、外部との連絡をメールに頼ることが多いと感じていますが、それだけでは不十分です。特に設計のミスや不手際が原因で、後工程での手戻りが予想される場合や急ぎで対応してもらう場合などは、口頭で丁寧に説明し、相手方の質問に答えながら情報を共有するといった面着のコミュニケーションが重要だと思います。その瞬間は怒られるかもしれませんが、真面目に対応すれば必ずわかってもらえるし、お互いの理解にもなると思います。
橋梁・鉄構事業に関わる方々は比較的若手が多いため、皆がフレッシュな感じで業務に当たっていると感じます。独特で細かなルールもあるため苦労することもありますが、一生懸命努力していると思います。ただ、私としては全体に目を配りつつどう細かな指導をしていくか、その時間をどう確保するかが課題です。
Additional Contents
1日のスケジュール
- 8:00
- 出社、メールチェック
- 9:00
- 技術提案会議
- 11:00
- 承認作業
- 12:00
- 昼休み
- 13:00
- 作業計画フォロー
(グループ員と1:1の対面打合せ、業務状況をチェック) - 14:00
- 承認作業
- 15:00
- お客様とのWEB会議(見積案件)
- 17:00
- 退社
休日の過ごし方
ゴルフ、釣り、サッカー観戦、(軽)登山など
Contact
お問い合わせ
UBEマシナリー株式会社
総務部 人事グループ