ドライヤ・クーラー
Dryer/Cooler
石炭、カーボン、鉱石、スラグ、粘土、汚泥などを乾燥させるロータリードライヤや生石灰、化学肥料原料、セメントなどの粉粒体を冷却するロータリークーラーなど多数の製作実績を有しています。
製品詳細
Details
ロータリードライヤ
Rotary dryer
胴の直径1mから5m程度のものが多く、並流型と向流型とがあります。
主な乾燥原料には石炭、カーボン、鉱石、製鋼スラグ、化学肥料原料などがあります。
UBEロータリードライヤの特長
- 操作が容易で、長期間連続運転が可能
- 大容量の処理に適している(処理能力:10~200t/h程度)
- 不純物の混入防止として間接加熱式も製作可能
- 原料性状と実績に基づき、多様なリフター形状から乾燥効率が高いものを選定
- 乾燥効率向上のためにコンセントラルを設置することも可能
- 胴体外部にハンマリング装置や胴体内部にチェーンを設ける等で原料の付着・堆積防止が可能
パドルドライヤ
Paddle dryer
パドルドライヤは、流動攪拌型であり、通気・攪拌乾燥機構を有し、高速・高効率乾燥が可能です。
主な乾燥原料には粘土、汚泥、製鋼スラグなどがあり、廃棄物を有効資源活用する場面において 大いに実力を発揮します。
UBEパドルドライヤの特長
- コンパクトなボディで占有面積が小さくイニシャルコストが安価
- 乾燥熱源となる高温ガス(~435℃)に工場内で発生する排熱(排ガス)が使用可能
- 原料を攪拌しながら乾燥するため高速で乾燥可能(処理能力:1~30t/h程度)
パドルドライヤ構造図
機器仕様
- [1]乾燥原料…粘土
- [2]処理量…30T/H(W.B.)
- [3]乾燥度…入口水分:18% 出口水分:8%
- [4]動 力…30kw X6P
スチームチューブドライヤ(STD)
Steam tube dryer
スチームチューブドライヤ(STD)は、胴体内部に多数の伝熱管を配した間接加熱炉であり、蒸気により加熱された伝熱管と被乾燥物が接触することにより乾燥されます。
連続で大容量の処理が可能です。
UBEスチームチューブドライヤの特長
- 他の型式に比べ、構造が単純なため、連続・大処理に適する
- 処理物の変化(量、水分量)にも、蒸気温度と滞留時間の調整により容易に対応可能
- 他の型式に比べて熱効率が高い
- 間接加熱のためキャリアガス量が少ないため、排ガス処理設備がコンパクト
構造概念図
構造概念モデル
ロータリークーラー・竪型クーラー
Rotary cooler/Vertical cooler
ロータリークーラーは、焼成された原料を冷却するための設備であり、胴の直径2~4m程度のものが多く、主な冷却原料にはセメント原料、化学肥料原料、オイルコークス、鉄鉱石、アルミナなどがあり、冷却方式には、内部空冷式、外部水冷式などがあります。
竪型クーラーは、セメントなどの粉粒体を冷却水にて間接的に冷却させる装置です。
UBEロータリークーラーの特長
- 操作が容易で、長期間連続運転が可能
- 大容量の処理に適している(処理能力:10~200t/h程度)
UBE竪型クーラーの特長
- コンパクトな設備のため設置面積が少ない
- 設備が小型であるためイニシャルコストが安価
- メンテナンス箇所が少なく維持管理が容易
UBEの乾燥/粉砕技術
乾燥技術-粉砕技術のコラボレーション
石炭等の粉砕においては、その前工程での適切な乾燥が必要となる場合があります。
その場合、当社の得意とする竪型ミルの知見を活かした提案が可能であり、乾燥~粉砕工程までを総合的に最適化したご提案が可能です。
乾燥から粉砕に至る一貫テストが可能
当社はスチームチューブドライヤのテスト設備に近接して、竪型ミルのテスト設備を保有しており、乾燥から粉砕に至る一貫テストを行うことができます。
例えば、石炭火力発電所にある『石炭の乾燥~粉砕工程』に関わるテストを一貫して実施することが可能です。
焼成・乾燥機械の
アフターサービスについて
Service
リペア
定期点検、メンテナンス、オーバーホール等を行い、設備を導入時の性能へ復元します。
コンサルティング
各製品の使用条件サポート、教育、講習会を行い、設備が持つ性能を最大限発揮させます。
アップグレード
リニューアル工事、レトロフィット工事を行い、設備が持つ性能を更に拡大させます。
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お問い合わせ
UBEマシナリー株式会社
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