省エネ貢献に向けたダイカストマシンマシンの効率設計
すべてのラインナップで搭載しているサーボポンプにより、消費電力量を当社比約40%削減しています。また、最新のCAE(Computer Aided Engineering)解析によるマシンデザインの最適設計を実現。マシン重量や採用部品を見直し、各工程のCO2削減に寄与する設計となっています。
電動化・ICT技術によるダイカストマシンの環境負荷低減
用途に応じた構造の電動化により油圧消耗品の使用量を減らし、環境への負荷を低減しています。また、ICT技術を駆使して、製造工程を結び付けて生産効率を向上させることで製造エネルギーの消費削減に寄与しています。
超大型ダイカストマシンによる複数部品の一体成形
従来、数個~数十個の部品を個別に製作、組み合わせることで構成していたユニット部品を、1個の部品として一体成形できる超大型マシンを提供しています。これにより材料、水、電気、油、エアなど、生産に関わるあらゆる資源を節約することができます。
環境対応モータと高効率駆動部を採用したダイカストマシン
省エネ・省スペース機として投入したシンプルなダイカストマシンでは、業界初の環境対応モータを使用した高効率な駆動部を標準搭載し、環境貢献を実現しました。それ以降の新型ダイカストマシンでもこの駆動部の標準搭載を広げています。これらの高効率な駆動部は、アイドルストップと回転数制御により大幅な省エネを実現すると同時に、冷却水の負荷を低減するなど環境負荷の低減に貢献しています。
業界トップクラスの性能でカーボンニュートラルに貢献する大型電動射出成形機
高精度なサーボモータ駆動で大幅な省エネと不良率低減を可能とする「電動射出成形機」の大型化を世界に先駆けて推進し、環境負荷低減に貢献してきました。省スペースが特長の2プラテン型締構造のemⅢシリーズは、消費電力や機械質量を従来の電動射出成形機より当社比20%以上低減。作動油量・グリス消費量も低減し、ランニングコストの低減、輸送・設置におけるCO2削減にも配慮しています。また、VOC(揮発性有機化合物)の排出削減が可能な、環境に優しい水溶性塗料を採用しました。
2プラテン式大型電動射出成形機1300emⅢ
粉塵発生なし、低騒音のエアー浮上コンベヤ(AFC)の供給
ベルトを空気で浮上させて搬送するベルトコンベヤです。従来のローラータイプコンベヤに比べ、低騒音、省動力での運転ができます。また、完全密閉構造なので荷こぼれ・発塵の心配がなく、搬送物の臭いを漏らさない環境対応が大きな特長です。サステナブルな社会の実現に向けた設備の構築をサポートします。 当社では、従来のAFCを軽量化・コンパクト化した新型AFC試験機を設置しており、お客様の条件ごとに最適な仕様を試験機で事前検証することができます。実搬送ラインへのフィードバックを行うことも可能です。
消費電力30%以上削減の竪型ミルの供給
ボールミルや遠心振り子式ミルなどでは、モータに入力されたエネルギーの一部が粉砕だけでなく騒音や熱エネルギーに変わるため、エネルギーロスも大きくなります。竪型ミルは、ローラー真下で原料に圧縮力とせん断力が効率的に作用します。その結果、低騒音かつ少ない発熱での運転ができ、モータの電力消費量は、従来のボールミルに比べて30%以上低減できます。
消耗部品の「長寿命化」による省資源貢献
当社はさまざま商品で消耗部品の長寿命化を進めています。その一つの竪型ミルでは、摩耗の進行が激しい箇所に対し、耐摩耗性の高いセラミックを埋め込んだローラタイヤとテーブルライナを供給しています。優れた耐摩耗性を維持し、衝撃などの厳しい操業条件に対しても使用可能です。均一に摩耗するため、安定した能力が確保できます。使用用途は、セメント原料、スラグなどの摩耗・衝撃の大きい粉砕原料に適しています。
ローラータイヤ・テーブルライナーの摩耗状況
除塵機の単機化による環境負荷低減
既設の除塵機の台数が1水路に2台の場合、1台に集約することにより、補修材料や消費エネルギーの削減と整備期間の短縮が見込めます。
従来:回転バー(粗目)+トラスク(細目)
単機化:バケット型スクリーン
インダクションモータからサーボモータへの換装によるCO2削減
設備のエネルギー消費の多くを占める大型インダクションモータ。当社はこれをサーボモータに換装し、アイドリングストップさせることで大幅な省エネを実現。設備稼働中のCO2削減に貢献しています。また、回転数制御によりポンプの吐出を最適化することで、設備のサイクルタイム向上にも貢献します。
サーボーポンプ化のメリット
劣化した機械を補修・修理して性能を復元させるリペアサービス
当社の成形機は数十年は稼働できますが、それは適切な保全があってのものです。当社では劣化した機械を補修・修理して性能を復元させる「リペアサービス」を提供しており、お客様の設備を良好な状態に保つことで持続可能な生産の実現に貢献しています。
古くなった機械を改修して性能を維持・向上させるアップグレードサービス
設備を構成する部品は、次第に生産中止となるものが増え、それに伴い設備の保全が困難になります。また、設備の性能不足により最新の生産品に対応できず、設備の稼働の機会が減少してしまうこともあります。当社は、古くなった機械を改修して性能を維持・向上させる「アップグレードサービス」を提供しており、お客様の設備を長く現役で活躍できるようにすることで持続可能な生産の実現に貢献しています。
塗料溶剤(シンナー)のリサイクル
塗装機材洗浄に使用しているシンナーのリサイクルを2021年11月より本格的に開始し、産業廃棄物削減、VOC排出量低減を実現しています。再生率は25%となっています(2022年度実績:シンナー購入量23,408リットルに対し、再生量5,760リットル)。
廃シンナー回収用のドラム缶
梱包緩衝材のリサイクル
倉庫に納品された購入品の梱包緩衝材を回収し、当社製品の梱包材として再利用しています。梱包緩衝材の資源の有効活用を実現しています。
回収した梱包緩衝材(クッション材)
海洋排水の汚染防止(排水の水質分析)
当社工場から排出する排水は海洋汚染しないように、浄化槽の水質検査を定期的に行い、浄化槽が適正に管理され、正常に機能しているかどうかを確認しています。
浄化槽の水質分析
工場内の明かり取りによる照明点灯削減
電力量削減の取り組みとして、「電気照明を極力使用せず、自然光でまかなう」との考えで、明かり取りが可能な屋根材を広範囲に採用し、省電力化を図っています。日中や晴天時はもちろん、曇りや雨天の日であっても照明をつけずに作業できる日があります。来訪されたお客様から、「工場が明るい」と評価いただくことがたびたびあります。
明かり取りの効果が見られる工場内の様子
温室効果ガス(GHG)削減目標の設定
地球環境問題における地球温暖化対策への取り組みとして、2030年度までにGHG排出量を50%削減(2013年度比)することを目標としています。省エネ化サービスメニューの提供と共に環境貢献型製品・技術の売上高比を60%以上とすることを目標としています。
2050年カーボンニュートラルへの挑戦
地球環境問題の(4つの課題)に関する目標と各課題に対する具体的な取り組み
地球温暖化
GHG排出の削減等に貢献する製品・サービスの提供
海洋プラ
プラスチック問題の解決に貢献する製品の開発及び提供
生物多様性
事業活動を通しての自然環境の健全性と生物多様性の保全への貢献
水資源
水の適切な利用と管理により水資源の保全への貢献
揮発性有機化合物(VOC)排出量の削減
VOCは、塗装で用いられる塗料やシンナーに含まれます。光化学スモッグの原因物質の一つであり、環境・人体に悪影響を及ぼすと言われています。VOC排出量の低減には、事業者による自主的取組が必要です。当社では、塗装作業場での塗料の揮発防止(塗料容器にふたをして塗料を揮発させない。塗料付着ウエスは専用容器で密閉)、塗料の使用量管理(塗装面積、標準使用量、塗布回数より塗料の最低使用量を計算)、塗膜厚の厳格管理(膜厚不足や塗り過ぎがないか)を行っています。
塗料付着ウエスを密閉している専用容器
植物由来の梱包緩衝材を採用
天然素材の「とうもろこしのでんぶん」の水蒸気発泡樹脂で作られた無公害性の燃やせる緩衝材を採用し、梱包緩衝材の購入費の削減・資源の有効活用を実現しています。発泡スチロールやケミカル製品の代替品として採用しています。精密部品で作られた電子機器・金属機器・部品の梱包、衝撃に弱い電器・事務機器・照明・衛生機器の梱包や青果物・食材の梱包が可能です。また、梱包製作材、保湿材、断熱材などの用途としても利用できます。使用後は一般ゴミとして廃棄可能です。
環境にやさしい梱包緩衝材
危険度診断、危険予知ミーティングの実施
毎日の作業前には、安全を確保するためにミーティングを実施します。作業の危険を洗い出しボードに記載し共有しています。服装・保護具の相互確認、体調のチェックも重要なルーチンです。
危険作業の洗い出し
作業環境測定(塗装ブース、塗装場、サンド場、ショット場)
有機溶剤、特定化学物質、粉塵などによる、人体への悪影響を防ぐため、マスクの装着、局所排気装置の導入、定期的な換気などを当社では行っています。しかし、有機溶剤や粉じんは目に見えないため、人が吸い込んでいないか目で見て確認することができません。当社では、労働安全衛生法第65条の規定により、塗装ブース、ブラスト場、塗装移動建屋の作業環境測定を年2回(6、12月)に実施し、化学物質の環境影響低減などの施策を行っています。
サンドブラスト建屋での作業環境測定の様子
医務室の設置(産業医、保健師、産業カウンセラーの配置)
従業員の健康管理を図るため、当社本社には医務室を設置しています。産業医、保健師が常駐しているほか、産業カウンセラーが毎週訪れています。傷病時の診察・治療のほか、精神的なフォロー、健康増進のアドバイスなど、心身の健康増進をバックアップしています。
医務室に常駐している産業医、保健師ら
カウンセリングをする産業カウンセラー
ICTを活用した働きやすさの向上
当社では、RPA(Robotic Process Automation)の活用でPC定型業務をロボット化して労働時間を短縮し、人は高付加価値業務へ集中しています。また、業務帳票のワークフロー化で書類滞留時間の削減とペーパレス、テレワーク拡大を実施しています。 例えば、RPAによる作業工数の集計として、多数のエクセルファイルを扱う作業工数集計業務をRPAを使って自動化しています。業務時間削減の他にも、属人化からの脱却や人的ミスのゼロ化も達成できました。さらなる生産性向上を目指して、全社でRPA活用を推進しています。
特定化学物質対応塗料の採用
特定化学物質対応塗料とは、発がん性物質を低減し、特定化学物質障害予防規則に対応した人と環境に優しい塗料です。当社ではまだ射出成形機のみの対応ですが、今後はほかの商品への展開を図ります。
特定化学物質対応塗料で塗装した射出成形機部品
障がい者雇用の推進、障がいがある社員の活躍支援(UBE HOPE農園の運営)
当社では、株式会社エスプールプラス様とパートナー契約を締結し、名古屋市内で同社が展開している農園事業に参画しています。室内農園(UBE HOPE農園)にて、障がいがある社員を含む4人が1チームとなり、野菜の水耕栽培農業に携わることにより、社会とつながる機会を得て、働きがいを持って活躍いただけることを目指しています。当社では長年にわたり障がいのある方の雇用を継続してきましたが、さらに活躍の場を広げ、より多くの方の経済的自立に寄与します。
当社の水耕栽培型室内農園
農園メンバー
UBEダイカスト技術スクールの開催
1988年以来、150回以上開催の歴史と実績ある『UBEダイカスト技術スクール』です。お客様のオペレータ、メンテナンス担当者、鋳造技術者の方々の知識や技術の修得・向上を目的に開催しています。当社の設計、保全、鋳造の各分野の専門家による座学と実技メニューは長年定評を得ています。このスクール開催を通して、お客様に当社製品を安全に、とどめることなく効率的に、末永く使っていただけるよう貢献しています。
スクール参加者に説明する当社社員
実機を使った講習の様子
地域のインフラを支える橋梁事業
お客様と利用者の皆様に満足していただくために、確かな技術で機能性と美しさを兼ね備えた、橋梁、水門、鋼構造物などを造り続け、補修・補強も手掛けています。さまざまな形で地域の社会インフラ整備に貢献しています。
当社などが製作した角島大橋(山口県下関市)
水門
従業員家族工場見学会の開催
毎年冬休みに、従業員の家族を対象にした工場見学を行っています。従業員の子ども、配偶者、両親などが参加し、工場従業員がファミリー向けに趣向を凝らしたイベントで歓迎しています。
ボルト締め体験をする子ども
防災、事業継続訓練(BCP)訓練の定期的な実施
首都直下地震と南海トラフ地震を想定した訓練(防災・避難訓練、事業継続訓練)を、それぞれ年1回実施しています。当社の宇部本社を中心に、全国の拠点が参加し、万一の事態に備えた訓練を工夫を凝らして行っています。
災害・事業対策本部の設置訓練
デジタル機器の活用による品質管理、検査技術の向上
製品の品質管理、出荷検査において、デジタル機器、技術を活用することにより、作業能率や生産性の向上を図り、人手の介在を排除することによって、ミスや品質不正の防止、抑制を図っています。 また、デジタル計測機器による検査、計測において、タブレット端末を使用したデータ処理、管理、報告書作成の自動化を行い、電子化によるペーパレス化を実行しています。デジタル計測、通信機器を活用して、リモート立会検査を行うこともでき、ビジネスパートナーからの信頼を得ています。
タブレット端末による製品検査データの収集、データ処理、報告書作成
三次元測定機による、大型製品の寸法計測
健康経営の推進
健康経営を推進することで、個性と多様性の尊重および働きやすい職場環境を整備し、企業価値の向上を図っています。 2023年4月から健康経営推進プロジェクトを設け、さまざまな施策を展開しています。2023年9月には、山口県から「やまぐち健康経営企業」に認定されました。 2024年3月には、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人認定制度」において、「健康経営優良法人2024」(大規模法人部門)に認定されました。
・健康リテラシーの向上(eラーニング及び社内Web配信セミナー)・運動機会の増進(スポーツクラブとの提携、社内掲示板や医務室での運動推奨策掲示)・食生活の改善(減塩・野菜摂取勧奨掲示、社内の自販機へのカロリー表示)・健康診断の二次検査の受診推進・喫煙環境(分煙)の徹底・ヘルスチェック(べジチェック、血管年齢チェック等)の定期開催・来訪者にも開放している「健康コーナー」の本社内常設
当社の健康経営の詳しい内容はこちら をご覧ください。
体組成計や血圧計を常設している「健康コーナー」
健康診断、献血、ストレスチェックの定期的な実施
当社では、法定の健康診断やストレスチェックだけでなく、自主的な取り組みとして女性特有のがん検診、臨床心理士によるカウンセリングを実施し、従業員の心身の健康増進に努めています。 また、山口県赤十字血液センターの献血バスが、年3回ほど当社内に来て、従業員有志が献血をしています。平均すると毎回50人ほどの献血者がいます。
当社を訪れた献血バス
宇部市SDGs未来共創企業に認定
当社は、山口県宇部市が2013年に新設した「宇部市SDGs未来共創企業」の第1号として認定されました。当社をはじめとする登録企業の取り組みは、宇部市のホームページ に掲載されています。 宇部市は、多くの市内企業等がSDGsの視点を企業活動に積極的に取り入れ、「持続可能なまちづくり」の推進を目指すために、SDGsに積極的に取り組む市内の企業を「宇部市SDGs未来共創企業」として登録する制度を設けています。応募があった各企業のSDGs達成に向けた取組方針、重点的な取り組み、具体的な取り組みを審査し、登録企業を決定しています。 当社は、「弊社のパーパスである『地球環境に配慮し、お客様の求める価値を追求し続けることで、来たるべき社会の実現に貢献する』ことを社員一人ひとりが自覚し、SDGsの達成を目指す」という取組方針を宣言しています。さらに、「温室効果ガスの排出量削減」、「環境貢献型製品・技術の売上高比の伸張」、「女性管理職の比率増加」の3項目を重点的な取り組みとした上で、それらに関連する具体的な取り組みを掲げています。
宇部市SDGs未来共創企業登録証
リユースパソコンの福祉施設への寄贈
当社は、社内で業務使用を終了したパソコンを再生し、障がい者福祉施設に寄贈しています。2023年に宇部市内の10施設に1台ずつ、2024年にも名古屋市内の10施設に1台ずつ寄贈しました。 株式会社オージス総研(本社大阪市)が2009年から行っている社会貢献活動「はじまるくん」の一環として実施しています。「はじまるくん」は、企業・団体で業務使用を終了したパソコンを、障がいをお持ちの方が働く福祉作業所で、クリーニング作業やOS導入などの再生作業を行い、福祉施設などへ寄贈する活動です。障がい者就労支援とIT支援を目的とした取り組みです。
名古屋市内の施設での贈呈式
圧力容器の漏れテストを水圧から空圧代行により節水
圧力容器は、当社製品の一つで、容器内に圧力をかけることを目的とした容器のことです。完成後に所定の圧力を加えて、容器の溶接部から漏れがないことを確認します。この漏れテストは、万が一、加圧時に容器が破壊しても安全を確保できるように水圧試験で実施します。 水圧試験は容器の中に水を張り込むため、容器の容量ほどの水が必要となります。大きな容器だと1,000トン近い上水を使用することになります。 この上水の使用を抑えるために、圧力が低圧で、溶接部に対してX線検査等で健全性を確認している場合に限り、水圧試験に代えて空圧試験を行うことで節水に努めています。
工場内配管のガス漏れを可視化
当社工場では、酸素やプロパン、圧縮空気などの各種ガスを集合装置から供給しており、日々の作業前にせっけん水を用いて配管からの漏れ確認を行っております。近年では、従来の簡易的な点検に加えて、ガス漏れ箇所を可視化できる「産業用超音波カメラ」を用いた点検も定期的(年2回)に行っています。これにより、普段は点検が行き届かない箇所からのガス漏れも検知することができ、作業場での火災防止だけでなく、エネルギー損失の削減に貢献しています。
圧縮空気やガスの漏れを可視化する超音波カメラ
廃棄物の削減と再資源化の推進
当社では、循環型社会(サーキュラーエコノミー)への貢献として、自社操業で排出されるプラスチック等の廃棄物の削減およびリサイクル化を行うことを計画しています。 1.ブラスト研削材のリサイクル 2.塗料溶剤(シンナー)のリサイクル 3.梱包緩衝材のリサイクル 4.社内発生ペットボトルのマテリアルリサイクル(ボトルtoボトル) 上記1~3は実施運用中であり、廃棄物を削減するとともに再資源化を実施しています。4については、ペットボトルのマテリアルリサイクルが可能な処理会社への処理委託を検討します。
ボトルtoボトルは消費者・飲料メーカー・リサイクル業者すべての協力が不可欠であり、消費者としての協力を推進します。
省エネ委員会の社内開催
当社では、省エネ推進委員会を年4回実施しています。エネルギー管理規定を制定し、省エネ活動を実施するに当たっての方針、目標、体制、組織、役割を定めています。社内における省エネルギーに関する具体的な数値目標として年1%の削減を掲げて継続的な省エネルギー対策を推進しています。 設備面における取り組みとしては、変圧器の省エネタイプへの更新および照明器具のLED化への更新を進めています。
アルファ化米粉を量産する特殊粉砕機の供給
当社は鉱物等を粉砕する「竪型ローラーミル」の技術を応用して、デンプンやセルロースを非晶化する特殊粉砕機の製造に成功しました。山形県の株式会社アルファテック様の非晶化技術「Amorfast®」(アモルファスト)を具現化したものです。 保存性が高く、消化が良いなどの優れた特性があるアルファ化米粉は、その量産化により畜産飼料の安定確保やコスト低減ができるほか、配合飼料の半分を占める輸入飼料原料の代替として期待されます。また、国産米の需要拡大につながる可能性もあります。 炊飯によって米をアルファ化することが一般的ですが、Amorfast®は、炊飯の工程・エネルギー・時間・水を省くことができます。畜産飼料の生産用として飼料メーカーの設備導入需要が期待される中、当社の技術が量産化を可能にしました。 2023年4月13日のニュースリリースはこちら をご覧下さい。
当社が納入した特殊粉砕機
体感教育の実施
当社では、過去に発生した事故を社員が疑似体験し、災害の怖さを感じるための安全体感教育を実施しています。例えば、機械加工で出る切粉の鋭さを体感したり、溶接迷走電流による火災を体感したりする訓練などがあります。 教育内容は各現業部署が知恵を絞って決めており、毎年平均して5部署で合計23回以上実施され、延べ約1,500人が参加しています。安全体感教育を実施することで危険に対する感受性と危険予知能力が高まり、労働災害の未然防止につながっています。
溶接迷走電流による火災体験
消火器使用訓練
ファミリーマートの社内設置
当社宇部本社では、ファミリーマートの有人店舗が営業しています。従業員への福利厚生施設として、当社社屋の一画にあります。従業員はもちろん、社外から来訪された方々が、飲料や弁当などを買い求めています。異なる部署で働く従業員同士の触れ合いの場にもなっています。
小型店舗ながらも充実の品ぞろえ
橋梁工事現場の見学会開催
当社が各地で行う橋梁の架設現場では、周辺に暮らす子供たちを対象に見学会を開催することがあります。地域社会を支えるインフラに親しんでもらうと共に、工事施工への理解・協力を促進する目的です。
施工中の橋梁にお絵描きをする園児