UBEの射出成形
『ハイサイクル成形技術』
生産実状の分析、開発目標へのアプローチ等、成形環境全体からのトータルな技術提案をいたします。当社ご提案技術による実機展開効果の定量評価を行うためのトライ設備もご利用下さい。
電動式射出成形機のハイサイクル性能
電動式射出成形機は、高射出率に加え、油圧式射出成形機では容易ではなかった同時動作とサーボモータを用いた高精度な位置制御によって変速で低速区間を必要最低限に抑えることが標準装備で可能なため、油圧式射出成形機と比較して大幅なサイクル短縮を実現しています。
"動くものは軽く速く!"UBEのトグル式全電動射出成形機
UFシリーズ, HHシリーズ
UBEのトグル式全電動射出成形機 UFシリーズ及び HHシリーズは、"動かないものは強く! 動くものは軽く速く!"の基本思想に基づく高応答・高速射出と高剛性・高速の型締装置による組合せに加え、トグルリンク機構の最適設定によりボールねじストロークの短縮化を図ったコンパクト&クイック動作のハイサイクル成形を実現しています。
UBEの2プラテン式電動射出成形機の更なるハイサイクル化
emⅢシリーズ
UBEの2プラテン式電動射出成形機 emⅢは、型締シリンダで行っていた離型動作を型開閉ボールねじで高速駆動(サーボ離型)させることで型開閉速度を高速化し、当社従来機に対してもさらなるハイサイクル化を実現しました。
サーボ油圧式射出成形機のハイサイクル化
MMXシリーズ
ハイサイクル成形運転を実現する成形時間短縮機能を標準装備
UBEのサーボ油圧式射出成形機 MMXシリーズは、各種成形時間短縮機能を標準装備し、ハイサイクル成形運転でお客様の生産性向上に貢献します。
可塑化能力アップ(スクリュ技術)
長年蓄積した技術と経験を結集して開発した豊富なスクリュバリエーションと可塑化特性分析技術により、一般成形から特殊成形まで、成形環境に応じて最大のパフォーマンスを発揮するスクリュをご提案いたします。
可塑化電動化
(油圧機 MMV, MMXシリーズ対応)
現行ご使用材料の可塑化動力に適した可塑化駆動構成(スクリュ回転数増速)による計量時間短縮が可能です。また、シャットオフバルブ使用との併用で、他工程と並行して可塑化動作が可能(可塑化ラップ)となりますので、計量時間がネックとなっている生産へのサイクル短縮効果を発揮します。
製品集約(SCS成形)
複数の製品群を1台の成形機で成形する成形法です。複数の成形機を用いて生産していた異なる製品を1台の成形機で成形することで、製品一式のトータルタクトタイムの短縮効果を発揮します。
※ SCS: Sequential Cavity Separation
冷却時間短縮(AIRPREST)
射出充填中の型内充填状態に応じて型締力を精密に多段制御することで、金型PL面からのガス脱気を促してキャビティ内ガスの断熱圧縮による局部発熱を低減させ、製品表面温度を均一化・低下させる効果により冷却時間短縮が可能となります。
※ AIRPREST: UBEマシナリーの日本における登録商標
表面温度比較
通常成形
AIRPREST 成形
測定箇所 | 通常成形℃ | AIRPREST℃ |
a | 154.3 | 139.8 |
b | 147.1 | 142.1 |
c | 90.5 | 71.3 |
d | 63.7 | 54.0 |
- 冷却時間短縮(サイクル短縮)!
- 脱型後変形小により不良率低減!
- 後工程(蓋の取付)が容易に!
その他型締力低減等効果が出ています。
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お問い合わせ
UBEマシナリー株式会社
射出成形事業本部
射出成形機営業部
東京営業グループ